さて、イザットハウスの工務店を訪問し、参考図書をいただいた。
早速読んでみた。
高気密高断熱住宅の、そうでなきゃいけない意味、その構造、メカニズムが的確なデータと表現で書かれてあり、ものすごく納得感があった。
面白かったのは、高断熱ではなく、高気密でないといけない点。
穴の開いたストローを例にとって説明してあった。
つまりこうである。

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高断熱で省エネルギーな住宅にしようと思ったら、熱が逃げないよう高気密住宅にするのが必要条件である。
そして、高気密住宅は24時間換気をしなければ、当然息苦しくなる。
現在、新築住宅では24時間換気の取付が義務付けれられているが、それはこのような理由からである。
高気密住宅における24時間換気は、吸気から排気まで一連のシステムを計算し、効率よく空気が流れるよう設定されなければならない。
その時、穴の開いたストローのように、中途半端な機密性では空気が計算されたルートを流れない。
穴の開いたストローでジュースを啜っても上手く口に流れてこないのと同じである。

また、高気密な断熱設計によって住宅内の熱変位を少なくし、計画的な換気によって湿度も適度に保たれ、住宅の寿命を低下させる結露を防止できるわけである。
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結構はまってしまったので、やっぱりここにしようと決め、次の訪問を計画した。
ちょうどいい具合に、その工務店の完成見学会があることが分かる。
早速予約した。

続く