さて、やっと土地が見つかりましたが、これで家が建てれるわけではありません。
何故かと言うと、そこが農地だったからです。
日本には農地の売買を規制する農地法なるものが存在しますので、農地を宅地として売るには転用許可と開発許可を受けなければなりません。

開発許可が出るまでには、長い場合1年位かかることもあるそうですが、幸い3ヶ月で許可が出ました。
(工務店さんにとってはとても長い3ヶ月だったそうですが)
何故かと言うと、地主さんが既に更地にしていたからです。
そこは上手くやっていて、
 ①農地を一時的に資材置き場として転用
 ②更地にして資材置き場として使用
 ③転用期限が終わるころに売りに出す
 ④更地になっているので許可が比較的で易い
こんな感じのからくりです。まぁ私には関係ありませんが。

9月に土地の売買契約を結び、開発許可が出たのが12月初め(ここで融資が実行できる)
後は建てるだけですが、ここからが急ピッチとなりました。

理由は、長期優良住宅の補助金にあります。
これは申請料を差し引いて70万円出ますので、受けられると大変助かります。
長期優良住宅の要件は色々ありますが、私は性能重視で家を設計しましたのでそのあたりは楽勝でクリアできたのが大きかったです。
この補助金の期限は年度の終わりの3月末。
確認申請を含めると3月半ばには家が完成(登記できる状態)に成っていなければなりません。
つまり実質3ヶ月で家を完成させる必要があるので大工さんたちの苦労が想像されます。

続く